止水栓が回らない場合の対処方法と注意点
止水栓が固くて回らない!
蛇口修理で一番最初につまづく点です。
20年ぶりに止水栓を閉めるときなど、長く回していないとなりやすい。
対処方法等を解説します。
KURE55-6は使ってはいけない
KURE5-56を使ってしまうと壊れる
KURE5-56は蛇口に使ってはいけません。
時間が経つとパッキンが膨潤して水漏れします。
また、蛇口から出る水に混ざるため体にも悪いです(飲用不可)。
蛇口に使うのであればシリコンオイルやシリコンスプレーが良い。
シリコン系はパッキンに影響がなく、飲用してもほぼ問題ありません。
(要成分確認)
止水栓が回らない場合の対処方法
回らないのはおおよそ閉める時です。
その場合の対処方法はおおよそ次の通り。
1、金属ハンマーで周囲を叩く
2、ダメなら元栓を閉めるなどして内圧を抜く
3、それでもダメならナットを外してパイプレンチなどで回す
回らない原因は止水栓ねじ部の固着です。
金属の素材が腐食して固着しているので、
まずはそれを壊すべくハンマーで叩きます。
カンカンと叩けば、蛇口の固着はおおよそ直ります。
マイナスドライバーでは力が入りにくいので、
三角ハンドルが取りつくのならばそれで回したい。
これを最初に試しても良いかもしれない。
ほぼ互換性があり、ホームセンターに安く売ってあります。
それでもダメなら元栓を閉めて内圧を抜きます。
(蛇口のハンドルを空けても水が出ないようにする)
内圧があると回すのが固くなるため、少しはマシになる。
それでもダメなら三角パッキン部のナットを外して、
軸を丸出しにして小型のパイプレンチで回します。
ここまでやることはそうそうないですが、まず回るはずです。
固着防止方法
全開にしないのが基本
止水栓を全開にする場合でも、少し閉める方向に戻します。
これ以上回らないところまで回して、1cmほど戻す感じです。
最後まで回した状態はねじ部が強く引っ付いている状態になるため固着しやすい。
あと、新品にするという手もあります。
止水栓は永久に使えるというものではなく、やはり劣化します。
金属のねじ部が劣化してボロボロになっていることもよくあります。
状態を確認し、ダメそうなら新品に交換しましょう。